大人が数学を趣味にしても良い?そもそも数学を趣味にするメリットは?などの疑問について解説。
元数学教師おすすめの数学ホビー5選もご紹介していきます。
東大生が勉強オタクからカッコイイ人に様変わり
一昔前、東大生を扱うテレビ番組では、東大生自体を「勉強オタク」、「ちょっと変な人」といったようにいじっているような番組が多かったように感じます。
今でもフジテレビ系の『さんまの東大方程式』という番組では、東大生を見世物にしているような見せ方をしていますよね(個人的な感想です)。
しかし近年は、『東大王』の伊沢拓司さんや『東大ナゾトレ』の松丸亮吾さん登場により、「東大生=カッコイイ」というイメージに変わってきたように感じます。
「東大生=頭が良くてカッコイイ」
とイメージに変化
以前から東大生に憧れていた人もいましたが、最近は社会全体のイメージが変わってきたように感じですね。
伊沢 拓司さんの東大王
松丸亮吾さんの東大謎トレ
数学を趣味にする大人が急増中!
また、テレビをつければクイズ番組が毎日放送されていますね。
クイズ番組を筆頭に、中学校や高校であまり勉強してこなかった人も、勉強し直してみようかな?と思い立つ人が多いようです。
また、昔から勉強を頑張ってきた人も、「もう一度学び直しをしたい」、「勉強したい」と思う方が増えているようですね。
空前の勉強ブームが訪れている
特に、クイズの中でも謎解き系、ひらめき系が好きな人は、数学でひらめき力や思考力を磨きたいと思うようですね。
大人が数学を趣味にするメリットは?
実は数学を勉強することには、さまざまなメリットがあります。
数学を学ぶ5つのメリットは、以下の通りです。
- 論理的思考力が身につく
- 問題解決能力が身につく
- 空間認識力が身につく
- 発想力(ひらめき力)が身につく
- データを正しく見抜く力が身につく
これらのメリットは、中学生や高校生が数学を学ぶメリットとしては当然のことながら、大人も得られるメリットであると考えられます。
それぞれの項目の説明については、以下の記事に書いてありますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
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趣味としての数学でおすすめしたい数学ホビー5選
しかし、趣味で数学をすると言っても、正直何から始めたら良いのかわからない人もいると思います。
そこで、元数学教師の私がおすすめの数学ホビーをご紹介していきます。
- 中学・高校数学を学ぶ
- 大学数学を学ぶ
- 数学検定に挑戦する
- 数学に関する本を読む
- 数独(ナンプレ)をする
①中学・高校数学を学ぶ
中学校・高校では、ほとんどの人が数学を勉強してきたことでしょう。
学生時代にあまり数学を必死に勉強しなかった人も、頑張って勉強していた人も、学び直しをしてみてはいかがでしょうか?
特に子どもがいる方であれば、子どもと一緒に勉強するのも良いかもしれませんね。
中学校や高校では数学の基礎的な部分を学ぶことが可能です。
数学の趣味一歩目は
中学・高校数学の学び直しがおすすめ
問題が解けたときの快感をもう一度味わいたい方は、是非とも中学数学や高校数学を勉強してみてください。
ちなみに学び直しの際におすすめの書籍は、以下の4点です。
中学数学の学び直し
中学数学をサクッと復習
高校数学の学び直し
高校数学を本気で学びたいなら
また、通勤電車の中やリラックスタイムにソファで勉強したいのであれば、動画視聴がおすすめです。
会員数は157万人!
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14日間無料で体験もできますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
また、大人が学べる数学の通信教育については以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事をチェック!
②大学数学を学ぶ
実は中学数学と高校数学の延長には、いわゆる「大学数学」と呼ばれるさらに高度な数学が存在します。
しかし、大学で学び数学は、中学校や高校で学ぶ数学とかなり違います。
わかりやすく言うと、中学数学や高校数学は、数字を使って具体的に計算することが多い教科ですが、大学で学ぶ数学は微分・積分学などを除くと、数字を使わないことが多くなります。
「大学数学=高校数学の延長」
と考えない方が良い
イメージがわかない方もいるかもしれませんが、大学数学は数字を使って計算するよりも、かなり抽象的なことを証明していくような部分が多いです。
高校まで数学が好きだった人も挫折しがちです。
私の大学の友だちも、数学学科に入学したものの、大学数学にはかなり苦しんでいた人が多かったですね。
そういうわけで、大学数学に関しては、高校数学がかなり得意で、もっと高次元な勉強をしたい方のみにおすすめします。
③数学検定に挑戦する
何か趣味にも目的や目標があった方が良いという人には、数学検定への挑戦がおすすめです。
数学検定であれば、中学・高校数学をもう一度学び直すこともできますし、大学数学を勉強することにもつながります。
また、資格を取得するはメリットしかありません。
数学検定については、以下の記事にまとめてありますのでこちらもぜひご覧ください。
こちらをクリック
④数学に関する本を読む
数学の問題を解くというよりは「数学の世界を除いてみたい」、そんな方におすすめの趣味があります。
それは、数学に関する本を読むということです。
数学の問題を解くよりも、ある意味手軽に始められる趣味かもしれませんね。
数学に関する本を読む趣味は
手軽に始められる
数学の本というと参考書をイメージする方が多いかも知れませんが、実は数学関係で面白い本はたくさんあります。
実生活で数学が使われている場面がまとめられた本から、難しい数学の問題について易しくストーリー風に仕上げてある本までさまざまです。
数学に関する本は
参考書や問題集だけではない
ちなみに私が高校生のときに数学にはまったきっかけも、とある数学の本を読んだことでした。
この「数学ガール」シリーズは大人になって読んでも面白く、とてもおすすめです。
難しい数学の問題も小説に沿って解説
ちなみに、東大生でおなじみ「鶴崎 修功さん」と、東大ナゾトレでおなじみ「松丸亮吾さん」がおすすめしている本は、『数の悪魔』という本です。
こちらは子どもが読んでも大人が読んでも楽しいですね。
松丸亮吾さんが数学を好きになったきっかけ
⑤数独(ナンプレ)をする
これまで紹介してきた「数学の趣味」からは少し外れるかも知れませんが、数字を使うゲームなので、これも立派な数学の趣味といっても良いでしょう。
数独(ナンプレ)を楽しむのもまた、おすすめです。
ナンプレは電車の中やちょっとした隙間時間で気楽に楽しめますし、懸賞付きのものもあるため、夢も膨らみます。
Amazonギフト券がその場で当たるアプリもありますよ!
おすすめのアプリ
頭の体操にもなるため、仕事効率UPやボケ防止にも効果的ですね!
また、難しい問題が解けたときの爽快感は、難しい数学の問題が解けたときの爽快感によく似ています。
数学の問題を解く時間はない、そんな方にもサクッと楽しめるナンプレはかなりおすすめです。
懸賞付きのナンプレ雑誌は「ダイソー」でも売っています。
もちろん110円!
まずは気軽に一冊お手にとって見てはいかがでしょうか?
大人が数学を趣味にしたって良い!
趣味と言えば「映画鑑賞」や「スポーツ」、「料理」などがメジャーですよね。
なかなか「趣味は数学です」という人はいません。
しかし、数学に少しでも時間を費やしているのであれば、数学も立派な趣味と言えるでしょう。
大人になっても学びたいという意欲があるのは人間当然のこと。
数学を趣味として楽しむ大人が増えてくれれば私も嬉しい限りです。
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