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【実際の体験談も紹介】数学検定のメリットは?年齢別の活用例は?

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関数電卓と計算尺

今回は、数学検定のメリットを年齢別にご紹介!

数学検定のレベルや合格率、実際に社会人になって数学検定が役に立った私自身の体験談も紹介していきます。

タップできる目次

数学検定とは?

check

数学検定は、公益社団法人 日本数学検定協会が実施している「実用数学技能検定」のことです。

数学検定は、英語検定や漢字検定と並んで注目されている検定の一つです。

数学検定の階級(レベル)

数学検定のレベルは、以下の通りです。

基本的に学校の学習内容に沿った階級が設定されています。

階級レベル
11級小学校1年程度
10級小学校2年程度
9級小学校3年程度
8級小学校4年程度
7級小学校5年程度
6級小学校6年程度
5級中学校1年程度
4級中学校2年程度
3級中学校3年程度
準2級高校1年程度
2級高校2年程度
準1級高校3年程度
1級大学程度・一般

数学検定の検定日

数学検定の検定日は、個人受験なのか集団受験なのかで選べる日程が変わります。

個人受験なら年に3回、団体受験なら年に11回程度。

団体受験なら毎月チャンスがあります。

ただし、学校で受験する場合は受験日が決まっていることがほとんどです。

数学検定の合格率は?

空中に円グラフを書く人

数学検定での合格率は、公式が発表を行なっています。

例えば2020年度の数学検定合格率は、以下の通りです。

スクロールできます
階級受検者数(人)合格者数(人)合格率(%)
1級1,30415812.1
準1級5,1121,15022.5
2級22,6487,81434.5
準2級45,40820,19044.5
3級78,20252,08066.6
4級35,42225,99773.4
5級29,81022,98577.1
6級16,22913,27481.8
7級13,97611,21280.2
8級14,89113,05987.7
9級13,55712,00488.5
10級12,87812,08693.8
11級10,57510,02594.8
ゴールドスター2,0932,06098.4
シルバースター1,2331,22799.5
合計303,338205,32167.7
https://www.su-gaku.net/suken/examination/data/

数学検定3級までは割と合格率が高いですね。

そして数学検定準2級からは、やはり高校の学習内容になるため、級が上がるにつれて合格率がどんどん低くなっているのがわかります。

数学検定は受けても意味ない?

テスト中

「数学検定は受けても意味が無い」、そんな風に思っている方もいるかもしれません。

実際、英語検定や漢字検定よりも知名度が低く活用例もこの2つには及びません。

しかし、数学検定に合格することにはたくさんのメリットがあるため、決して意味が無いということはありません。

以下では、数学検定のメリットをご紹介しますので、こちらをみて判断してみてくださいね。

数学検定のメリットは?年齢別(学年別)の活用例を紹介

鉛筆

数学検定の受けることには多くのメリットが存在します。

それぞれ年齢別(学年別)にメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

中学生が数学検定を受けるメリット

中学生が数学検定を受けるメリットは、以下の3つです。

中学生が数学検定を受けるメリット
  1. 学年の垣根を超えた学習
  2. 学校や外部の学力テストに活かせる
  3. 入試優遇制度で入試が有利になる

以下では、この3点についてそれぞれ解説していきます。

①学年の垣根を超えた学習が可能

数学検定には、基本的に年齢制限がありません。

つまり、中学校3年生であっても、高校の学習内容となる数学検定準2級の試験を受けることが可能です。

何級でも受験をすることが可能!

そのため、学校での学習よりもさらに上のレベルに挑戦することができ、自分の力を試すことができますよ。

またその逆もありです。

数学が苦手な場合は、基礎知識をしっかりと養うためにあえて難易度の低い級に挑戦するのもありです。

数学検定に合格することで自信もつきますので、自分に合った級を選択してみてくださいね。

②学校や外部の学力テストに活かせる

数学検定を受検することで、普段よりも数学学習を行なう時間が増えるでしょう。

特に数学検定3~5級は中学校1~3年生の学習内容に合ったものになっているため、数学検定の勉強がそのまま学校でのテストや外部の学力テストにも活かすことができます。

数学検定の勉強は
学校のテスト等にそのまま活かされる

数学検定5級の内容

目安となる学年中学校1年程度
構成1次:計算技能検定、2次:数理技能検定があります。
はじめて受検するときは1次・2次両方を受検します。
検定時間1次:50分
2次:60分
出題数1次:30問
2次:20問
合格基準1次:全問題の70%程度
2次:全問題の60%程度
編集:公益財団法人 日本数学検定協会
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数学検定4級の内容

目安となる学年中学校2年程度
構成1次:計算技能検定、2次:数理技能検定があります。
はじめて受検するときは1次・2次両方を受検します。
検定時間1次:50分
2次:60分
出題数1次:30問
2次:20問
合格基準1次:全問題の70%程度
2次:全問題の60%程度
編集:公益財団法人 日本数学検定協会
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数学検定3級の内容

目安となる学年中学校3年程度
構成1次:計算技能検定、2次:数理技能検定があります。
はじめて受検するときは1次・2次両方を受検します。また、1次も2次も同じ日に行います。
検定時間1次:50分
2次:60分
出題数1次:30問
2次:20問
合格基準1次:全問題の70%程度
2次:全問題の60%程度
編集:公益財団法人 日本数学検定協会
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③入試優遇制度で入試が有利になる

また、数学検定に合格をすれば、入試優遇制度で高校入試が有利になることもあります。

入試優遇制度とは

大学・短期大学・高等学校・中学校などの一般・推薦入試において得られる、各優遇措置や評価、活用などの制度のことです。

全国の高等専門学校・高等学校・中学校810校以上、大学・短大・専門学校480校以上の学校で、この制度が導入されています。

例えば、沖縄県立南部工業高等学校の例を見てみましょう。

この学校では、5級以上に合格をすると、推薦入試において以下のような優遇を受けることができます。

  • 5級⇒10点
  • 4級⇒20点
  • 3級以上⇒30点

中学3年生レベルと言われている数学検定3級に合格をするだけで、30点も加点がもらえます。

数学検定に合格するだけで
入試に有利な点数がもらえる!

このように、数学検定に合格をしておけば入試がかなり有利になりますよ。

>>入試優遇制度 活用校一覧

現時点で入試優遇制度がない学校でも今後導入される可能性がありますので、特に推薦入試を考えている人は数学検定を受験することをおすすめします。

このように、数学検定の合格はかなりメリットがあることがわかります。

高校生が数学検定を受けるメリット

高校生が数学検定を受けるメリットは、以下の3つです。

高校生が数学検定を受けるメリット
  1. 単位認定制度で単位がもらえる
  2. 入試優遇制度で入試が有利になる
  3. 数学検定準2級・2級・準1級は大学受験対策になる

以下では、この3点についてそれぞれ解説していきます。

①単位認定制度で単位がもらえる

数学検定に合格をすることで、高校や大学によっては単位をもらえることもあります。

単位制の高校であれば、これは結構便利かもしれませんね。

単位認定制度とは

大学・高等専門学校・高等学校などで、一定の階級の実用数学技能検定取得者に対して、特定の科目の単位取得を認める制度です。

全国の大学・高等専門学校・高等学校360校以上の学校で、この制度が導入されています。

実際に単位認定制度を活用している学校は、以下のリンクからチェックしてみてくださいね。

>>単位認定制度 活用校一覧

②入試優遇制度で入試が有利になる

中学生と同様に、高校生も数学検定に合格をしておくと入試で有利になることがあります。

>>入試優遇制度 活用校一覧

③数学検定準2級~準1級は大学受験対策になる

数学検定準2級・2級・準1級は、高校で習う数学に対応しています。

数学検定準2級の内容

目安となる学年高校1年程度
構成1次:計算技能検定、2次:数理技能検定があります。
はじめて受検するときは1次・2次両方を受検します。
検定時間1次:50分
2次:90分
出題数1次:15問
2次:10問
合格基準1次:全問題の70%程度
2次:全問題の60%程度
編集:日本数学検定協会
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数学検定2級の内容

目安となる学年高校2年程度
構成1次:計算技能検定、2次:数理技能検定があります。
はじめて受検するときは1次・2次両方を受検します。
検定時間1次:50分
2次:90分
出題数1次:15問
2次:2題必須、5題から3題選択
合格基準1次:全問題の70%程度
2次:全問題の60%程度
編集:日本数学検定協会
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数学検定準1級の内容

目安となる学年高校3年程度
構成1次:計算技能検定、2次:数理技能検定があります。
はじめて受検するときは1次・2次両方を受検します。
検定時間1次:60分
2次:120分
出題数1次:7問
2次:2題必須、5題から2題選択
合格基準1次:全問題の70%程度
2次:全問題の60%程度
編集:日本数学検定協会
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社会人が数学検定を受けるメリット

社会人が数学検定を受けるメリットは、以下の2つです。

社会人が数学検定を受けるメリット
  1. 高等学校卒業程度認定試験で数学が免除になる
  2. 就活で有利になる

以下では、この3点についてそれぞれ解説していきます。

①高等学校卒業程度認定試験で数学が免除になる

実用数学技能検定1級、準1級、2級を取得することで、「高等学校卒業程度認定試験(旧「大検」)」の必須科目「数学」が試験免除となります。

高等学校卒業程度認定試験とは

文部科学省が行う、さまざまな理由で高等学校を卒業していない方の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した方と「同等以上の学力」があるかどうかを認定する試験のことです。

つまり、高校を卒業していなくても数学に関しては勉強したということが認められるわけですね。

高校は卒業していないが大学受験をしたい、そんな方は数学検定2級合格を目指しても良いかもしれませんね。

②就活で有利になる

大学3年生からは、就職活動に励む方が多いのではないでしょうか。

そんな中、多くの企業が導入しているのが「SPI試験」です。

多くの就活生が苦手としているSPI試験の非言語分野では、数学の問題が出題されます。

その出題範囲は、数学検定の準2級で74%、3級で53%共通しています(年度によって若干異なります)。

SPIも数学検定の勉強でカバーができる

つまり、数学検定に向けた勉強がそのままSPI試験に活かされるということです。

また、SPI試験対策だけでなく検定に合格しておくとエントリーシートや履歴書に記載して自分の数学力を証明することができます。

合格すれば
エントリーシートに書ける!

数学検定は正式に認定されている検定なので、エントリーや履歴書に書くことができます。

エントリーシートの資格欄に書ける資格は多い方が良いため、数学検定も準2級以上であれば取って書いておくのがおすすめです。

ただし、3級以下は中学生レベルなのであまりアピールにならないでしょう。

社会人ならビジネス数学検定もおすすめ

実際に仕事に役立てたい、そんな人には「ビジネス数学検定」がおすすめです。

ビジネス数学検定は、ビジネスにおける数字の活用能力を測定する検定試験です。

ビジネス数学検定を受検することで、数字の活用能力の強み・弱みを客観的に把握することができるようになります。

入社試験・昇進試験での活用、研修の効果測定など、企業サイドでも活用の場が広がっている試験です。

ビジネス数学検定3級の問題はこちら

著:(公財)日本数学検定協会
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【体験談】数学検定2級合格で大学入試に大きな効果をもたらした

めくられるページ

みなさんが思っていたよりも、数学検定には多くのメリットがあったのではないでしょうか。

実は私自身、高校2年生の時に数学検定2級を受験した経験があります。

そのときは、満点合格に近い点で合格をすることができ、大きな自信につながりました。

また、高校2年生のときに受験をしたため、高校1年生の学習内容を振り返ることができたのも良かったです。

そのおかげで直近の模試でも好成績を残すことができました。

さらに、その後の大学入試対策にも力が入ったのを覚えています。

数学検定に合格をすることで、就職活動(教員採用試験)の際に活用したのはもちろんのこと、大学生のときにアルバイト先で出した履歴書にも保有資格として書いていました。

数学検定合格が何か大きな成果に直結しない場合もあるかもしれませんが、合格するまでに努力して得た経験と知識は確実に自分の力になります。

数学検定は受検をしようと思っても、大学入試が近くなったり仕事で忙しくなったりするとなかなか受験するのが難しくなることもあります。

数学検定を受検しようか迷っている人は、ぜひ受験を検討してみてくださいね。

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