小学校5年生や6年生の家庭学習で自学ノートを作成するにあたって、ネタ切れになることもありますよね。
この記事では、10分で終わる自学ネタ(算数や国語など)を各教科ごとにご紹介していきます。
気になった自学ネタがあれば、ぜひ活用してみてください。
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小5/小6で習う授業とは?【各教科等の年間授業時数】
自学のネタを決める際に重要なのは、その学年のレベルに合った題材を選ぶということです。
せっかく自主学習するのに、なんとなく決めてやっつけで終わらせるのでは身になりません。
毎日10分でも子どもの学力や成長の助けになる内容を選んで取り組むのが良いでしょう。
まずは、小学校5年生と小学校6年生で学習する科目とその授業時数を見てください。
教科 | 第5学年 | 第6学年 |
---|---|---|
国語 | 175 | 175 |
社会 | 100 | 105 |
算数 | 175 | 175 |
理科 | 105 | 105 |
生活 | ー | ー |
音楽 | 50 | 50 |
図画工作 | 50 | 50 |
家庭 | 60 | 55 |
体育 | 90 | 90 |
外国語 | 70 | 70 |
特別の教科 である道徳 | 35 | 35 |
外国語活動 | ー | ー |
総合的な 学習の時間 | 70 | 70 |
特別活動 | 35 | 35 |
総授業時数 | 1015 | 1015 |
小学校5年生からは、4年生までなかった「家庭」が入ってきます。
また、「外国語」の学習が本格的にスタートすることにも注目したいですね。
【小5/小6】10分で終わる自学ネタ(国語)
文部科学省の学習指導要領では、学年ごとに習得したい目標と内容が定められてます。
そこで以下では、小学校5年生と6年生の2年間の内容に沿った「10分で終わる自学ネタ(国語)」をご紹介していきます。
漢字の練習(学年で習う漢字を習得)
自学ノートに漢字の練習をするなら、学年で習う漢字の「1文字」ずつを1ページをふんだんに使って練習するのがおすすめです。
読み方や漢字の部首を書き、残ったマスで漢字の練習をすると良いでしょう。
自学ノートの例は、以下の通りです。
漢字の読みに関しては、国語辞典またはgoo国語辞書を使うとすぐに調べられますよ。
また、小学校5年生、6年生でそれぞれ習う漢字は、文部科学省の学習指導要領によって定められているため、どの学校でも同じです。
以下に一覧をまとめておきますので、参考にしてみてくださいね。
(193字)
圧 囲 移 因 永 営 衛 易 益 液 演 応 往 桜 可 仮 価 河 過 快 解 格 確 額 刊 幹 慣 眼 紀 基 寄 規 喜 技 義 逆 久 旧 救 居 許 境 均 禁 句 型 経 潔 件 険 検 限 現 減 故 個 護 効 厚 耕 航 鉱 構 興 講 告 混 査 再 災 妻 採 際 在 財 罪 殺 雑 酸 賛 士 支 史 志 枝 師 資 飼 示 似 識 質 舎 謝 授 修 述 術 準 序 招 証 象 賞 条 状 常 情 織 職 制 性 政 勢 精 製 税 責 績 接 設 絶 祖 素 総 造 像 増 則 測 属 率 損 貸 態 団 断 築 貯 張 停 提 程 適 統 堂 銅 導 得 毒 独 任 燃 能 破 犯 判 版 比 肥 非 費 備 評 貧 布 婦 武 復 複 仏 粉 編 弁 保 墓 報 豊 防 貿 暴 脈 務 夢 迷 綿 輸 余 容 略 留 領 歴
(191字)
胃 異 遺 域 宇 映 延 沿 恩 我 灰 拡 革 閣 割 株 干 巻 看 簡 危 机 揮 貴 疑 吸 供 胸 郷 勤 筋 系 敬 警 劇 激 穴 券 絹 権 憲 源 厳 己 呼 誤 后 孝 皇 紅 降 鋼 刻 穀 骨 困 砂 座 済 裁 策 冊 蚕 至 私 姿 視 詞 誌 磁 射 捨 尺 若 樹 収 宗 就 衆 従 縦 縮 熟 純 処 署 諸 除 承 将 傷 障 蒸 針 仁 垂 推 寸 盛 聖 誠 舌 宣 専 泉 洗 染 銭 善 奏 窓 創 装 層 操 蔵 臓 存 尊 退 宅 担 探 誕 段 暖 値 宙 忠 著 庁 頂 腸 潮 賃 痛 敵 展 討 党 糖 届 難 乳 認 納 脳 派 拝 背 肺 俳 班 晩 否 批 秘 俵 腹 奮 並 陛 閉 片 補 暮 宝 訪 亡 忘 棒 枚 幕 密 盟 模 訳 郵 優 預 幼 欲 翌 乱 卵 覧 裏 律 臨 朗 論
1日1字ずつノートに練習すれば180日程度のネタが確保できてしまう鉄板ネタです。
漢字の成り立ちを調べる
漢字を書いたり覚えたりするのが苦手、という子なら「漢字の成り立ち」を調べて書くというのもおすすめです。
成り立ちを知ることで、その漢字の意味や形をより暗記しやすくなりますよ。
ただ漢字の練習をするだけだと飽きてしまうため、たまに漢字の成り立ちをいれてみるのも良いかもしれません。
方言を調べる
小学5年生の国語では、「語句の由来などに関心をもつとともに、時間の経過による言葉の変化や世代による言葉の違いに気付き、共通語と言との違いを理解すること。」が目標の1つとして掲げられています。
これは、語句の由来や時間の経過などによる言葉の変化、共通語と方言との違い仮名及び漢字の由来について示しています。
そのため、各地の方言を調べてまとめてみるというのもおすすめです。
【北海道の方言】
①したっけ
意味:そしたら
使用例:昨日△へ買い物に行った。したっけ○○君に会った。
②しゃっこい
意味:冷たい
使用例:冬の外掃除はしゃっこいね。
方言については、goo辞書の全国方言辞典を参考にすると良いでしょう。
敬語を調べる
小学校5年生・6年生の国語では、「日常よく使われる敬語を理解し使い慣れること。」が指導内容の1つとなっています。
そのため、敬語を自学ノートにまとめるのもおすすめです。
文部科学省の「敬語、これってな~に?」のクイズに挑戦しつつ、そこで勉強した内容をノートにまとめてみてはいかがでしょうか。
- 「相手の髪が美しいこと」を尊敬語で表す
→髪が美しくていらっしゃいますね。 - 「先生は読書家だ。」の尊敬語で表す
→先生は読書家でいらっしゃる。
本の要約や感想を書く
小学校5年生・6年生の国語では、「目的や意図に応じて簡単に書いたり詳しく書いたりするとともに、事実と感想、意見とを区別して書いたりするなど、自分の考えが伝わるように書き表し方を工夫すること。」を指導することになっています。
そのため、読んだ本の要約をする・感想文を書くといったこともおすすめです。
「事実と感想、意見とを区別して書くこと」を練習するのが目的なので、一度にすべてやらずに、
- 本の要約を書く日
- 本の感想を書く日
といったように分けて、自学ノートにそれぞれ1ページを使って別々にまとめるのが良いでしょう。
短歌や俳句を作る
小学校5年生・6年生の国語では、「短歌や俳句をつくるなど、感じたことや想像したことを書く活動」も指導することになっています。
そのため、自学でも短歌や俳句を作ってみてはいかがでしょうか。
特に、俳句は季語を楽しく覚えられるチャンスになるため、小学生のうちから遊び感覚で俳句を作る習慣を身につけておくことをおすすめします。
最初のうちは、俳句を作ることが難しければ「季語をノートにまとめてみる」というのもよさそうです。
季語については以下のページを参考にしてみて下さい。
【小5/小6】10分で終わる自学ネタ(社会)
小学生のうちから社会のことに興味・関心を持たせるということは重要です。
まずは、子どもが興味をもちそうな話題で自学ネタを探してみてはいかがでしょうか。
新聞の感想
社会ネタなら、気になる新聞の話題を切り抜いて感想を書くのがおすすめです。
社会のことに関心を持てる良いテーマだと思います。
子どものうちから社会に関心を持たせたい、ということであれば「子供新聞」を活用するのもおすすめです。
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ニュースの感想
テレビなどで見たニュースで印象に残ったものの内容と感想をまとめまるのも良いでしょう。
博物館や美術館の感想
休日に博物館や美術館へ行く機会があれば、その感想を書くのもおすすめです。
チケットの半券を貼り、感想を書くと雰囲気が出ますよ。
写真があれば良いGOODです(撮影OKの場所に限る)。
歴史上の人物についてまとめる
社会の歴史学習では、さまざまな人物が登場します。
そこで、興味をもった人物のことを調べてまとめてみるというのもおすすめです。
「聖徳太子」について
(イラストを描く)
574年~622年
- 飛鳥時代の政治家
- 推古天皇の摂政(天皇の代理)だった
- 冠位十二階を定めた
- 十七条の憲法によって豪族や役人の心構えを説いた
- 小野妹子を遣隋使として中国につかわせ、隋との国交を開いた
世界の統計でTOP10をまとめる
社会では、さまざまな統計を学ぶ機会があります。
例えば「人口の多い国」や「面積の大きい国」といった統計のランキングは、中学の社会や高校の地理などでも勉強します。
そのため、今後長く活かせる知識となるため、小学生のうちから興味を持っておくと良いですよ。
面積の大きい国ランキングTOP10 [2022年]
- 1位:ロシア(17,098,246km²)
- 2位:カナダ(9,984,670km²)
- 3位:アメリカ合衆国(9,833,517km²)
- 4位:中国(9,601,147km²)
- 5位:ブラジル(8,510,346km²)
- 6位:オーストラリア(7,692,024km²)
- 7位:インド(3,287,263km²)
- 8位:アルゼンチン(2,780,400km²)
- 9位:カザフスタン(2,724,910km²)
- 10位:アルジェリア(2,381,741km²)
~調べた感想~
1位のロシアは圧倒的に面積が大きく、2位のカナダと比べても2倍くらい差があることにびっくりした。
世界の統計は、帝国書院(社会科の教科書・地図帳の出版社)の「社会科調べ学習(しらべがくしゅう)用 統計データ」を参考にすると良いでしょう。
【小5/小6】10分で終わる自学ネタ(算数)
小学校でつまづかないためにも、家庭学習で最も力を入れておきたいのは算数です。
100マス計算
小学校のうちに計算力を身につけておきたいところ。
100マス計算なら簡単にできて計算力もUPするためおすすめです。
100マスを毎回自分で書くのは大変なので、100マス計算用の白紙プリントを印刷しておきノートに貼るという形が望ましいでしょう。
足し算・引き算・かけ算・割り算を繰り返し練習すると良いですよ。
また、
- できた数
- かかった時間
もノートに記録として書いておくと良いでしょう。
四則演算で10を作る
足し算、引き算、かけ算、割り算をマスターし、自由自在に操るためには日々計算を怠らないことが重要です。
そこでおすすめなのは、遊び感覚で「10を作る」ことを日々の生活に取り入れること。
4つの数字の間に「+」「ー」「×」「÷」を入れて10になるようにするのです。
例えば「1234」という4つの数字なら、以下のようなパターンが考えられますよ。
- 1+2+3+4=10
- 2×4-1+3=10
- 2×4+3-1=10
- 3-1+2×4=10
- 3-1+4×2=10
- 3+2×4-1=10
- 3+4×2-1=10
- 4×2-1+3=10
- 4×2+3-1=10
- 1×2×3+4=10
- 1×3×2+4=10
- 1×3×4-2=10
- 1×4+2×3=10
- 1×4+3×2=10
- 1×4×3-2=10
- 2×1×3+4=10
- 2÷1×3+4=10
- 2×3+1×4=10
- 2×3×1+4=10
- 2×3÷1+4=10
- 2×3+4×1=10
- 2×3+4÷1=10
- 3×1×2+4=10
- 3÷1×2+4=10
- 3×1×4-2=10
- 3÷1×4-2=10
- 3×2+1×4=10
- 3×2×1+4=10
- 3×2÷1+4=10
- 3×2+4×1=10
- 3×2+4÷1=10
- 3×4-1×2=10
- 3×4×1-2=10
- 3×4÷1-2=10
- 3×4-2×1=10
- 3×4-2÷1=10
- 4+1×2×3=10
- 4×1+2×3=10
- 4÷1+2×3=10
- 4+1×3×2=10
- 4×1+3×2=10
- 4÷1+3×2=10
- 4×1×3-2=10
- 4÷1×3-2=10
- 4+2×1×3=10
- 4+2÷1×3=10
- 4+2×3×1=10
- 4+2×3÷1=10
- 4+3×1×2=10
- 4+3÷1×2=10
- 4×3-1×2=10
- 4×3×1-2=10
- 4×3÷1-2=10
- 4+3×2×1=10
- 4+3×2÷1=10
- 4×3-2×1=10
- 4×3-2÷1=10
脳トレにもなり、この作業に慣れてくると頭の回転がどんどん速くなります。
まずは自分で10分間考えてできたものをノートに書き、その後シミュレーターなどを使って答え合わせをすると良いでしょう。
おすすめは「10パズル解答ジェネレーター」というツールです。
インド式計算
中学校や高校の数学でも、計算における正確性やスピードはかなり重要です。
そこで、小学生のうちから「インド式計算法」を学んでおいても良いかも知れません。
例えば日本では九九(9×9)の暗記が基本ですが、他の国なら(19×19)の暗記が当たり前なんていうこともあるのです。
九九以上の暗記をマスターしたり特別な計算方法を知ったりすることで、基礎的な数学力を向上させることが可能です。
小学生のうちから完璧にマスターする必要はありませんが、簡単な計算法を学んでみて一度自学ノートにまとめれば、今後役立つ時が来るかも知れませんよ。
以下のような本を読みつつ、学んだ内容をノートにまとめてみてはいかがでしょうか。
【小5/小6】10分で終わる自学ネタ(外国語「英語」)
学習指導要領に従い、公立の学校であれば必ず
- 小学3年生~4年生:外国語活動
- 小学5年生~6年生:外国語
の授業があります。
小学5年生からは特に力を入れていきたい教科です。
英語は中学校・高校でも要の教科となるため、なるべく早めに得意科目にしておくと安心ですよ。
国名を英語で書こう
国名の英語表記を調べ、国旗と共にまとめるのがおすすめです。
これなら社会の勉強にもなりますよ。
国旗は書くのに時間がかかるものもありますが、自分で実際に書くことでより記憶に残りやすくなります。
国旗のイラストを描くのが面倒な場合は、国名だけを10個程度書くのでも良いでしょう。
世界のあいさつ
日本の義務教育だと外国語は英語を学習することがほとんどですが、あらゆる国の言語に少しでも親しんでおくことも重要です。
そのため、英語に限らず1つのテーマに対し、各国で使われる言葉をノートにまとめるのもおすすめです。
世界のあいさつ「ありがとう」
- 中国語→シエシエ
- 韓国語→カムサハムニダ
- ブルガリア語→ブラゴダリャ
- ポルトガル語→オブリガード(男性)、オブリガーダ(女子)
- フィンランド語→キートス
- ヒンディー語→ダニャワード
- チュイ語→メダアシ
- ハンガリー語→クスヌム
- フランス語→メルスィ
アルファベットのかるた作り
学校で習った単語や身近なものの英単語を調べてアルファベットでかるた作りに挑戦するのもおすすめです。
A~Zまで26文字あるので、1日3~4個ずつ作るのがおすすめですよ。
英語で日記をつける
中学校や高校の英語学習としても推奨されている勉強法の1つが「英語で日記をつけること」です。
習った単語を使って日記をつけたり文章を作ったりすることで、ただ暗記をするよりも圧倒的に記憶に残りやすくなります。
英語の日記は難易度が高いため、ある程度英語が得意な子におすすめです。
とりあえず1~2行の短文から始めてみてはいかがでしょうか。
Saturday,May 4 2024
(2024年5月4日土曜日)
This evening,I ate a hamburger.
(今日の夕方、私はハンバーガーを食べた。)
It was very delicious.
(それはとても美味しかった。)
~初めて使った単語~
hamburger→ハンバーガー
delicious→美味しい
この記事における参考・引用文献まとめ
この記事における参考・引用文献は、以下の通りです。