学習塾へ通っている小学生や数学が好きで独学で学習をしている子どもにとっては、学校の授業だけは物足りなさを感じることでしょう。
日本の教育では飛び級制度がないため、先取り学習は基本的に独学となります。
そこで今回は、小学生が中学数学を先取りする際の注意点とおすすめの参考書をご紹介していきます。
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中学数学を先取りできるおすすめ勉強法
中学数学を先取りできるおすすめの勉強法は、以下の3つです。
- 数学検定を活用
- スタディサプリを活用
- 中学数学の参考書を活用
①数学検定を活用
先取りして勉強をする、といったときにも目標を明確にすることは大切です。
なんとなく先取り学習をしても、やる気が継続せず達成感を得ることもできません。
そこでおすすめなのが「数学検定」への挑戦です。
実は数学検定は、出題内容が学校の学年に合った内容になっています。
階級 | レベル・出題内容 |
---|---|
11級 | 小学校1年程度 |
10級 | 小学校2年程度 |
9級 | 小学校3年程度 |
8級 | 小学校4年程度 |
7級 | 小学校5年程度 |
6級 | 小学校6年程度 |
5級 | 中学校1年程度 |
4級 | 中学校2年程度 |
3級 | 中学校3年程度 |
準2級 | 高校1年程度 |
2級 | 高校2年程度 |
準1級 | 高校3年程度 |
1級 | 大学程度・一般 |
つまり、中学校1年の数学内容を先取りするのであれば、数学検定5級を目指せばよいことになります。
せっかく勉強するのであれば、明確な目標を立てて達成度を定期的に確認するのがおすすめです。
数学検定に合格するメリットや活用例は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
その際には、まず数学検定の過去問や参考書を購入して問題の内容を把握するのがおすすめです。
小学生が中学生の内容を先取りするのであれば、まずは数学検定5級の合格を目指した勉強をするのが良いでしょう。
②スタディサプリを活用
今最も人気のある映像授業といえば「スタディサプリ」です。
一流予備校・塾での豊富な指導実績があるプロ講師の解説なので、わかりやすさは桁違い。
しかも、小学講座・中学講座では小1〜高3までの全教科・全科目の授業が追加料金なしで受講可能となっています。
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つまり、復習やテストの対策ができる上に、先取り学習も中3までの範囲なら自由にできるということです。
数学は、実際に教えてもらわないと理解しにくい部分が多い学問です。
そのため、映像授業はかなり効果的と言えるでしょう。
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申し込みが完了するとすぐに授業の視聴ができますので、気になる方は一度試してみてはいかがでしょうか。
③中学数学の参考書を活用
中学校で学ぶ数学を順序良く学びたい、そんな人には中学数学の参考書&問題集がおすすめです。
中学校に入ってから数学の参考書を買うという人も多いですが、どうせ買うなら早く買った方が長く使えてお得です。
以下におすすめの参考書をまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
中学数学の先取りに使えるおすすめの参考書5選
中学数学の先取り学習を行うのであれば、以下の参考書がおすすめです。
①中1数学をひとつひとつわかりやすく。改訂版
「ひとつひとつわかりやすく」は、基礎からわかりやすく学べる一冊。
イラストが多いため、低年齢の子どもでも取り組みやすいのが特徴です。
②チャート式 中学数学 1年
「チャート式」は、高校数学で最も有名なシリーズですが、実は中学数学にもこのシリーズの参考書が存在します。
チャート式の良いところは、参考書と問題集の良いところがすべて詰まっているということです。
特に解答・解説がかなりしっかりしているため、独学で勉強する際に「答えをみてもよくわからない」といったことが起きにくくなります。
③数学検定の過去問
先ほどもご紹介しましたが、中学1年生の内容を先取りするのであれば、数学検定5級の勉強がおすすめです。
中学1年生の内容を細かくすべて勉強するのではなく、「重要なポイントだけをかいつまんで学びたい」そんな人は数学検定5級のテキストがおすすめです。
④教科書ガイド
教科書ガイドは「教科書の内容+問題の解答+解説」が1セットになったものです。
そのため、先取り学習にはまさにうってつけの1冊。
注意しておきたいのは、教科書ガイドは各出版社ごとに種類が違うということ。
「東京書籍」や「啓林館」の教科書を使っている学校が多いですが、進学先の学校がどの出版社の教科書を使っているかを確認してから買った方が良いでしょう。
また、学校によっては教科書ガイドの利用を推奨していない場合もありますので、その点はご注意ください。
⑤中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本
先取り学習を徹底して行う、というよりも「中学数学でどんなことが学べるのかを知りたい」という場合は、こちらの参考書がおすすめです。
中学3年間で学ぶ数学の基礎を理解することができるでしょう。
この参考書は中学3年間でも使えるのでまずは一冊手にとっても良いかもしれません。
ただし、問題をがっつり解きたいという人には向いていないため、辞書的な役割として使うのが良いかもしれません。
小学生が中学数学を先取りする際の注意点
小学生だから小学校で習う算数をやらなくてはいけない、といったことはまったくありません。
学ぶことは自由であり、能力は子ども一人ひとり違うため、学習進度も違って当たり前なのです。
しかし、日本には飛び級制度はなく、先取り学習をするとなれば基本的に独学で進めることになります。
そこでまずは、先取り学習をする際に気を付けておきたいポイントを解説していきます。
- 先取り学習を行う時間
- 先取り学習を行う範囲
先取り学習を行う時間
基本的に、先取り学習を行う時間は家庭学習内がおすすめです。
なぜならば、学校の授業内で行うことは非常に困難だからです。
「授業内容が簡単すぎてつまらない」といった子どもも一定数いますが、授業時間に別の勉強をするというのは教師の立場からすると簡単に許可できるものではありません。
これは単に教師がその行為を気に入らないということではなく、小学校段階だと切り替えがうまくできないからです。
授業に参加しつつほかの勉強をやろうとすると、どっちも中途半端になりがちです。
その結果、先取り学習がうまく行えずせっかくの勉強も無駄になってしまいます。
そのため、先取り学習を行うのであれば、家庭内でしっかり時間を確保することが大切です。
先取り学習を行う範囲
先取り学習をする際に「どの範囲まで先取りをするのか」といったことも実は重要です。
先取り学習をすると、学校の授業が復習となり理解をより深める場となります。
しかし、先取り学習は独学で行うことが多いため、間違った覚え方や理解をしていることも多くあります。
数学は、知識に知識を重ねていく学問です。
1つ間違った方法で習得すると、その間違った方法を次の分野にも引きずってしまいます。
そのため、先取り学習を行う際には、学習内容として1年以内に留めておくのがおすすめです。
小学校5年生であれば6年生の内容、小学校6年生であれば中学校1年生の内容までが望ましいでしょう。
先取り学習は計画的に
先取り学習はなんとなく始めてしまうと、中途半端に終わってしまいます。
そのため、先取り学習を行う際にはどういった目的で始めるのか、目標はどこに置くのかをよく考える必要があります。
これを機に、先取り学習について考えてみてくださいね。
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