小学校1年生や2年生の家庭学習で自学ノートを作成するにあたって、ネタ切れになることもありますよね。
この記事では、10分で終わる自学ネタ(算数や国語など)を各教科ごとにご紹介していきます。
気になった自学ネタがあれば、ぜひ活用してみてください。
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小1/小2で習う授業とは?【各教科等の年間授業時数】
自学のネタを決める際に重要なのは、その学年のレベルに合った題材を選ぶということです。
せっかく自主学習するのに、なんとなく決めてやっつけで終わらせるのでは身になりません。
毎日10分でも子どもの学力や成長の助けになる内容を選んで取り組むのが良いでしょう。
まずは、小学校1年生と小学校2年生で学習する科目とその授業時数を見てください。
教科 | 第1学年 | 第2学年 |
---|---|---|
国語 | 306 | 315 |
社会 | ー | ー |
算数 | 136 | 175 |
理科 | ー | ー |
生活 | 102 | 105 |
音楽 | 68 | 70 |
図画工作 | 68 | 70 |
家庭 | ー | ー |
体育 | 102 | 105 |
外国語 | ー | ー |
特別の教科 である道徳 | 34 | 35 |
外国語活動 | ー | ー |
総合的な 学習の時間 | ー | ー |
特別活動 | 34 | 35 |
総授業時数 | 850 | 910 |
これを見えてもわかる通り、小学校低学年では理科や社会といった科目は学びません。
その代わりに「生活」が存在します。
最も重要視されているのは「国語」、その次は「算数」です。
つまり、自主学習をする際も、この2つの教科をメインに、生活として身の回りのことをネタとして取り上げる、さらに音楽やその他の学びを+αで行うのが良いと考えられます。
【小1/小2】10分で終わる自学ネタ(国語)
文部科学省の学習指導要領では、学年ごとに習得したい目標と内容が定められてます。
そこで以下では、小学校1年生と2年生の2年間の内容に沿った「10分で終わる自学ネタ(国語)」をご紹介していきます。
ひらがな・カタカナの練習
小学校1年生なら、まずは「ひらがな」「カタカナ」の練習をするのがおすすめです。
1日に練習するのは「あいうえお」「かきくけこ」「さしすせそ」といったように5文字程度にするのがおすすめです。
漢字の練習(学年で習う漢字を習得)
自学ノートに漢字の練習をするなら、学年で習う漢字の「1文字」ずつを1ページをふんだんに使って練習するのがおすすめです。
読み方と書くと、だいたい30回の練習で済むので丁寧に書いても10分程度あれば終わるでしょう。
自学ノートの例は、以下の通りです。
漢字の読みに関しては、国語辞典またはgoo国語辞書を使うとすぐに調べられますよ。
また、小学校1年生、2年生でそれぞれ習う漢字は、文部科学省の学習指導要領によって定められているため、どの学校でも同じです。
以下に一覧をまとめておきますので、参考にしてみてくださいね。
(80字)
一 右 雨 円 王 音 下 火 花 貝 学 気 九 休 玉 金 空 月 犬 見 五 口 校 左 三 山 子 四 糸 字 耳 七 車 手 十 出 女 小 上 森 人 水 正 生 青 夕 石 赤 千 川 先 早 草 足 村 大 男 竹 中 虫 町 天 田 土 二 日 入 年 白 八 百 文 木 本 名 目 立 力 林 六
(160字)
引 羽 雲 園 遠 何 科 夏 家 歌 画 回 会 海 絵 外 角 楽 活 間 丸 岩 顔 汽 記 帰 弓 牛 魚 京 強 教 近 兄 形 計 元 言 原 戸 古 午 後 語 工 公 広 交 光 考 行 高 黄 合 谷 国 黒 今 才 細 作 算 止 市 矢 姉 思 紙 寺 自 時 室 社 弱 首 秋 週 春 書 少 場 色 食 心 新 親 図 数 西 声 星 晴 切 雪 船 線 前 組 走 多 太 体 台 地 池 知 茶 昼 長 鳥 朝 直 通 弟 店 点 電 刀 冬 当 東 答 頭 同 道 読 内 南 肉 馬 売 買 麦 半 番 父 風 分 聞 米 歩 母 方 北 毎 妹 万 明 鳴 毛 門 夜 野 友 用 曜 来 里 理 話
小学校1年生でも、1日1字ずつノートに練習すれば80日分のネタが確保できますね。
一人しりとり
しりとりは、語彙力を向上させるのに効果的な遊びです。
ひらがなやカタカナを使ってしりとりを書くのもおすすめですよ。
次に実施するときには、スタートとなる文字を変えるのがおすすめです。
昔話を聞いた感想を書く
小学校1年生・2年生では、「昔話や神話・伝承などの読み聞かせを聞くなどして、我が国の伝統的な言語文化に親しむ」ことも学習内容として小学校学習指導要領に掲げられています。
そのため、絵本やYouTube(BS-TBS公式チャンネルがおすすめ)を使って昔話の読み聞かせをした後、簡単な感想文を書くというのもおすすめです。
このお話は3分29秒
簡単な物語をつくる
小学校1年生・2年生の国語では、「簡単な物語をつくるなど、感じたことや想像したことを書く活動」も指導することになっています。
そのため、自分で考えたオリジナルストーリーを書いてみるというのもおすすめです。
自分が知っている単語や事実を再確認できますし、創造性も培われるでしょう。
日記や手紙を書く
小学校1年生・2年生の国語では、「日記や手紙を書くなど、思ったことや伝えたいことを書く活動」も指導することになっています。
そのため、日記や手紙を書くこともおすすめです。
手紙の書き方なら、郵便局の「手紙の書き方体験授業」というのを見ると、小学校1年生用や2年生用のコンテンツがあるため、とても参考になりますよ。
特に、「暑中見舞い」「夏の思い出」「クリスマスカード」「誕生日」「招待状」などをテーマに、手紙を書くのがおすすめです。
【小1/小2】10分で終わる自学ネタ(算数)
国語の次に家庭でも勉強をしておきたいのが算数です。
数字を書く練習
小学校1年生であれば、まずは数字を書く練習をすると良いでしょう。
数字がきれいに書けるかどうかというのは、実は結構重要なことだったりします。
中学生や高校生になったときに、数学で「x」や「q」といったアルファベットを使うようになるからです。
実は、字が下手だと「2とx」や「9とq」といった判別がつかず、計算ミスにつながったりや採点時の減点対象になったりすることがあるからです。
また、書き順も小学校低学年のうちに正しく覚えて練習することが重要です。
答えが「10」になる足し算や引き算の問題作り
足し算や引き算を習うようになると、学校の授業や宿題でたくさん問題を解くようになりますよね。
しかし、自学ノートでは「普通の問題の逆」にチャレンジするのがおすすめです。
具体的には「答えが10になる足し算の問題」を作成するといったことです。
これを応用して、次は「答えが11になる足し算の問題」を作ったり、「答えが5になる引き算の問題」を作ったりすると、普通に問題を解くよりもグンと能力を伸ばすことができますよ。
【小1/小2】10分で終わる自学ネタ(生活)
小学校3年生からは理科と社会がありますが、1年生~2年生はその代わりに「生活」という授業があります。
新聞の感想
気になる新聞の話題を切り抜き、感想を書くのがおすすめです。
社会のことに関心を持てる良いテーマだと思います。
子どものうちから社会に関心を持たせたい、ということであれば、「子供新聞」を活用するのもおすすめです。
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ニュースの感想
テレビなどで見たニュースで印象に残ったものの内容と感想をまとめます。
博物館や美術館の感想
休日に博物館や美術館へ行く機会があれば、その感想を書くのもおすすめです。
チケットの半券を貼り、感想を書くと雰囲気が出ますよ。
【小1/小2】10分で終わる自学ネタ(音楽)
音楽の自学なら、「音楽の鑑賞」がおすすめです。
まずは自分の興味がある曲を聴くことから始めてみましょう。
ノートには、1曲を聴いた感想などをまとめます。
- 曲名
- 作曲者
- 気づいたこと/感じたこと/考えたこと
【小1/小2】10分で終わる自学ネタ(図画工作)
図画工作の自学なら、絵を描くのが最も簡単です。
平日なら学校の出来事、休日なら家やお出かけ先で起こった出来事を絵に描いて表現します。
- 題名
- 絵
- 解説(どんな場面を書いたかなど)
この記事における参考・引用文献まとめ
この記事における参考・引用文献は、以下の通りです。
- 小学校学習指導要領(平成29年告示)|文部科学省
- 梅田明日佳(2020).『ぼくの「自学ノート」』.小学館