テスト勉強したのにできなかった、頑張ったのに赤点だった人へ。
この記事では、
- 頑張ったのに点数が伸びない原因
- テストが12点だった私が高校教師になれた理由
- 頑張ったらテストで良い点数が取れる方法
などをご紹介していきます。
テストの結果に落ち込んだときに読んでみてください。
「テスト勉強したのにできなかった」という人は実は結構いる
「一生懸命テスト勉強をしたのにできなかった」
そんな悩みを抱えている人は、実は少なくありません。
例えば全然勉強していない友だちや、同じくらい勉強していた友だちが良い点なのに「なぜ自分だけ?」と思うこともあるでしょう。
しかし、落胆することはありません。
頑張ったのに点数が取れないという人は、その原因を把握して対策を取れば必ず点数が上がります。
なぜならば、「努力をするチカラ」も持っているからです。
テストで点数が取れないと、
- 自分は勉強ができないんだ
- 自分は頭が悪いのかもしれない
- 自分には何の才能もない
と落ち込んでしまうこともあるでしょう。
しかし、一生懸命テストに取り組めたのであれば、少なくともあなたには
「努力ができる才能」
がありますよ。
高校教師になれた私も「頑張ったのに12点」だった過去がある
私は数年前まで数学科の高校教師をしていましたが、実は中学校のときはまったく勉強ができませんでした。
そして高校に入学して初めて受けた模試では、数学の点数が12点だったのです。
12点というと、正直ビックリしますよね。
しかも100点満点ではなく、200点満点のテストで12点です。
つまり、100点のテストならたったの6点という悪すぎる成績。
この点数だと、「努力が足りなかったのでは?」と思う人が大半でしょう。
しかし自分の中では、精一杯頑張った上での12点だったのです。
テストの解答用紙も、ほとんどすべて埋まっていました。
真剣に問題を解き、解答を書きました。
それでは一体何がいけなかったのでしょうか。
「頑張ったのに点数が低かった」「赤点だった」の原因とは?
実は、多くの人が勘違いしている事実があります。
それは、「テストの点数は勉強時間に比例するわけではない」ということです。
もちろん、まったく勉強しないのにテストで良い点数が取れるということはありません。
テストで高得点を取れている人は、
- 家で勉強しなくても点数が取れるという限られた天才
- 「勉強してない」と言いつつ実は家でこっそり勉強しまくっている人
- しっかり勉強してテスト対策をしている人
の3パターンです。
天才を除けば、努力をしなければテストで良い点は取れないのです。
しかし、その逆は当てはまりません。
「努力をすれば必ずテストで良い点が取れるわけではない」
ということです。
これは、時間をかけるだけでは良い点数が取れないということ。
何が言いたいのかというと、
方向性のあった勉強やテスト対策で
努力をする必要がある
ということです。
ただ闇雲に時間だけをかけて勉強をする方法では、テストの点数を上げるのは難しいのです。
大切なのは「何時間勉強したか」
ではなく「どんな勉強をしたか」
私が12点を取ってしまったときを思い出してみると、テスト対策ができておらず、なんとなく勉強していたな、ということが思い出されます。
中学校のときに部活動ばかりで真剣に勉強に取り組んでこなかっため、高校1年生になってもテスト対策はどうやってすれば良いのかがわからなかったのです。
頑張ったらテストで良い点数が取れる方法とは?
高校教師になれた私ですが、実はもともと数学的なセンスや才能はゼロでした。
「頑張らなくても点数が取れる」といったタイプではなかったのです。
そのため、高校教師になるまで人一倍の努力をしてきました。
その中で、「どう努力をすれば良い点数が取れるのか」ということを発見できたのです。
凡人だからこそ、たどり着いた答えです。
ちなみに、高校最初の模試で12点という結果でしたが、高校1年生の1月の模試では
- 数学の点数で学年トップ
- 3教科合計で学年順位2位
まで上り詰めています。
その後、高校3年間はだいたい学年トップ3の成績をキープしつつ、現役で国立大学に合格することができました。
そんな実績があるため、頑張ったのに点数が取れなかった人が、次回成功する秘訣を以下にまとめます。
ここでは、私の担当科目である「数学」を例に紹介していきましょう。
- わからない問題はすぐに解決
- 集団塾には通わない
- 1つの問題集を徹底的にやる
わからない問題はすぐに解決
数学の勉強において最も重要なことは、「わからない問題はすぐに解決」すること。
部活動などで忙しくても、必ず一週間以内には解決をするべきです。
なぜなら、数学は次の学習に繋がっている教科だからです。
中学1年生の問題がわからなければ、中学2年生の問題も解けません。
そのため、できなかった問題や疑問に思った部分はかならず早期に解決をすると決めておきましょう。
解決方法としては、
- 担当の先生に質問しにいく
- 参考書でできなかった問題をもう一度解く
- 動画などで授業でわからなかった部分を補填する
の3つです。
基本的には、解けない問題があれば担当の先生に聞きに行くのがベストです。
しかし、「先生と話すのが苦手」「部活動で時間がない」という人は、スタディサプリなどの映像授業でもう一度復習するのがおすすめです。
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寝る前にちょっと動画を見るだけでも理解力や内容の定着率はかなり変わってきますよ。
集団塾には通わない
中学生や高校生でありがちなのは、勉強ができないから「集団授業の塾に通う」というパターンです。
実は、このパターンはその後もテストの点数が上がらない典型パターン。
集団授業の塾へ通うことでテストの点数がUPするのは、ある程度勉強ができる人です。
集団塾へ通うことが目的になってしまい、結局テストの順位が平均かその下くらいにしかならない人を多く見かけます。
私自身、集団塾へは通いませんでした。
本当に点数を上げたいのであれば、先生が1対1で教えてくれる「個別学習塾」か「家庭教師」を活用すべきです。
ちなみに私は経済的な理由もあり、結局「個別学習塾」も「家庭教師」も使わずに自学自習だけで大学に合格をしました。
1つの問題集を徹底的にやる
「勉強をたくさんしているのに点数があがらない」もう1つの典型は、いろんな問題集に取り組んでいるということです。
1つの問題集が完璧に解けるという状態になるまでは、他の問題集に手をつけるべきではありません。
結局どれも中途半端になってしまい、結果が出しにくくなってしまうのです。
問題集や参考書は、教科ごとにコレと決めたらまずはその1冊をしっかりやりましょう。
おすすめの参考書については、以下の記事を読んでみてくださいね。
参考書選びに迷ってしまう人や大学受験を目標に頑張っている人であれば、進研ゼミもおすすめです。
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努力は報われない?大人になってわかった「本当に大切なチカラ」とは
私が高校生のときには、正直勉強したにもかかわらず、なかなか結果に繋がらないこともありました。
同級生の中には少しの勉強で高得点を取る人もいて、焦るばかり。
「努力は報われない」
「頑張ったって無駄」
と布団を被って泣く日もありました。
しかし、努力を続けていく中で、テストの点数や順位は確実に伸びていきました。
そして大学へ合格し、大学生活4年間をおくる中で気づいたことがありました。
大学に入ると、周りは数学のセンスがあったり勉強の才能があったりする人ばかりでした。
そんな中、やはり凡人の私は悩むことも多かったです。
しかし、大学を出て教員になれたのは同じクラスでもたったの数人。
その数人に私は入れたのです。
大学では、高校よりも専門的な内容を学ぶことから、数学が嫌いになってしまう人もいました。
また、そもそも努力をして大学に入ったわけではない人たちは、大学でも同じことが通用すると思っていたようです。
実際には、努力をしなければまったく通用しないのが大学や就職でした。
そのため、教師になることを諦めた人も多かったのです。
私が大学生活で学んだことは、
才能やセンスよりも
「努力できるチカラ」
が重要
ということでした。
ここまで努力してきた道のりは、決して無駄にはなりませんでした。
そして大人になってわかったことは、
センスや才能は年を取ると衰退するが
「努力できるチカラ」
は年を取っても劣らない
ということでした。
大人になった今もなお、「努力できるという自信」「情熱を持って取り組めるという自信」が私を支えてくれています。
「努力ができる」というチカラはどんなことにも応用ができるからです。
現在、勉強の方向性が悪くて点数が取れない人や成績が上がらない原因が分からない人も、「努力ができる」という自分を決して嫌いにならないでください。
そのチカラは一生モノです。
思ったような結果が出なくても、今努力していることや日々積み重ねていることは、いつか必ず成功へと導いてくれます。
「努力は報われるし、実ります」
この言葉がわかる日、実感できる日がいつか来るでしょう。