自分より勉強してないのに成績が良い人、今までは自分より下だったのに成績を抜かされることに悩む人もいることでしょう。元教師の私もまた、高校時代に同じような悩みを抱えていました。今回はそんな体験談をもとに原因や解決法について解説していきます。
自分より勉強してないのに成績を抜かされるのはなぜ?
学校の定期試験や受験では、とにかくテストの点数がすべてです。
しかし、テストでは勉強時間が多いからといって必ずしも良い点数が取れるわけではありません。
つまり、勉強時間とテストの点数や成績は比例しないのです。
遺伝や環境には個人差がある
暗記力や思考力は人によって違います。
それは遺伝だったり幼少期の学習環境だったりさまざまなことが関係しています。
自分より勉強してないのに成績を抜かされることに思い悩んだら、まずはこのことを理解し納得しなければなりません。
勉強の質が大切
さらに、勉強の質も重要です。
つまり、どんな学習を進めているかです。
自分に合った暗記方法を取り入れているか、効率の良いスケジュールで学習ができているか、そういったことも点数を取るためには大切になってきます。
地頭は悪くないのに成績が伸びない人は、ここの部分がうまくいっていない可能性が大きいので、後ほど紹介する方法を試してみてください。
勉強時間はほぼ関係ない
同じように勉強を3時間したとしても、どのくらいテストの結果に反映されるのかというは人によって全く異なります。
それゆえ、
「人より勉強してるのに思うような結果が出ない」
「自分より勉強してないのに成績が良いのが許せない」
といったことが起こりうるのです。
まずは、「勉強時間が増えれば高得点が取れる!」というマインドを見直すことから始めましょう。
勉強時間と点数や成績は比例しない
ことを理解する
勉強してない人や友だちに負けて悔しい本当の理由は?
頭ではわかっているものの、やっぱり勉強してない人や友だちに成績で負けて悔しいと思う人も多いのです。
この悔しい気持ちの裏側には、
「◯◯のくせに」
「運動はできないくせに」
「別に大したことないくせに」
「今まで自分よりも成績が下だったくせに」
と相手を下に見ている、見下している可能性があるというのがポイントです。
実際、自分よりも圧倒的に実力があったり憧れの対象だったりする人にはこうした気持ちは抱かないはず。
単純に
「成績が良くていいな!」
「勉強しなくてもできてすごいね!」
という感想になるわけです。
つまり、勉強してない人や友だちに負けて悔しい本当の理由は、心のどこかでその人のことを「自分より下」の存在だと思っているからなのです。
自分より下だと思っていた存在に成績を抜かれるからこそ悔しい、と感じてしまうわけですね。
友だちに負けて悔しい本当の理由は
心のどこかでその人のことを
「自分より下」の存在だと思っているから
このことに気づけると、モヤモヤも少し晴れるかもしれません。
人より勉強してるのに成績が伸びない【私の経験談】
人より勉強してるのに成績が伸びないのはかなり辛いことですよね。
実は私も高校時代、このことで悩み続けました。
今思えば私の場合、勉強しているのに成績が伸び悩んだ原因は
「元々の頭の良さ」と「勉強の質」
の2つだったと考えられます。
元々の頭の良さ
恥ずかしながら、高校時代の私は割と自分が地頭がいいタイプだと思っていたのです。
それゆえ、
「なぜ成績が伸びないのか」
「こんなに勉強しているのに」
「勉強時間がまだ足りないのか」
「なんであの人は勉強時間が少ないのに点数が取れるんだ」
と思い悩んでしまったわけです。
しかし、大人になってから考え直すと、自分はあまり頭の良い人間ではなく、完全努力型の人間だったことに気がつきました。
つまり、人より勉強しても伸び率が低いのは当然のことだったのです。
しかし当時は自分が元々の頭がそんなに良くないということを認めたくなくて、それゆえ悩んでしまいました。
勉強の質
また、私の場合は中学までろくに勉強せず、高校でいきなり勉強を始めたために、勉強の質も悪かったように思います。
今思えばもっとやるべきことはあったし、もっと効率の良い勉強方法もあったのです。
効果のない勉強を長時間こなしていただけなので、成績もイマイチ伸びなかったのかなと猛省しています。
【レベル別】成績を抜かされた!次に勝つための方法
友だちや自分より勉強してない人に成績を抜かされて悔しい思いをしたのであれば、その悔しさをバネに次のテストで勝つために今すぐ行動するべきです。
グダグダ悩んでても状況は何一つ変わりません。
解決方法はたった一つ、「これまでよりも質の良い勉強をする」ことです。
勉強時間を増やすという方法もありますが、学校や部活動の時間を考えると、勉強時間の確保にも限りがあります。
そのため、時間を増やすことよりも学習方法を改善することを考えるべきなのです。
レベル別に学習方法を提案しますので、自分に合った方法をぜひ取り入れてみてください。
授業の内容でつまづく人
学校の授業で理解できないことがある、演習問題で解けないことが割とある人は、まず授業レベルの内容がしっかりできるように対策をすべしです。
そこで有効なのは、「教科書ガイド」です。
教科書ガイドは教科書の問題の解答や解説が書かれた本なので、授業の予習・復習などに使うと効果的な学習が行えます。
授業の内容は理解できてもテストで点が取れない人
授業の内容は理解できている、学校の小テストやプリントでは正解できることが多い、そんな人はテストで出題される応用問題ができていない可能性が高いです。
基礎問題はクリアできても応用問題ができず、点数が伸び悩んでしまっている状態です。
このようなタイプの人なら、進研ゼミやスタディサプリを使ってより高いレベルの問題演習をしたり内容の完璧な理解を目指すべきです。
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スタディサプリ
テストで100点など絶対に高得点を取りたい人
テストで100点を取りたい、成績上位者を目指すならハイレベルな問題に常日頃から取り組まねばなりません。
そこでおすすめなのが、Z会です。
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基本的に学校のワークを繰り返し解くだけではテストで満点は取れません。
また、受験に対応できる力をつけていきたいのであれば、やはりZ会レベルの問題集をがおすすめです。
自分のレベルに合った勉強方法が大切
今の実力に合った勉強方法に取り組むことで、これまで以上に成績が伸びる可能性があります。
変に背伸びをしたり、楽にできてしまう教材を選ばずに、自分にピッタリ合うものを探してみてください。
自分にはどんな勉強方法が合うのか、糸口が見つからないという人は、短期間だけ家庭教師を雇ってみるのもありだと思います。
勉強方法を変えるだけで、成績の伸び方は大きく変わってきます。
今成績が伸びずに悩んでいる人がいれば、まず勉強の質を変えることを検討してみてくださいね。