2歳~3歳になると、数字を言う・意味を理解することが徐々にできてくる子が多くなります。
今回は、元数学教師&子育て経験あり私がおすすめする「2歳~3歳におすすめの数字の絵本&ワーク5選」をご紹介していきます。
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算数・数学を得意になる方法は2つ
算数や数学は好き嫌いがはっきり分かれる教科です。
しかし、できることなら得意になりたいところ。
算数・数学を得意になる方法は主に2つです。
- 幼少期に自信をつけさせておく
- 幼少期に基礎力を徹底しておく
幼少期に自信をつけさせておく
算数や数学に限らず、勉強全般に言えることですが、単純に勉強に関して幼少期の頃に「自信をつけさせておく」ことはかなり重要です。
「周りの子より計算が早い」「算数が得意」など、自信をつけるだけで子どもは勝手に勉強します。
一度自信がつくと、「負けたくない」「自分はもっと点数が取れるはず」と勉強に対する意識も高まってきます。
逆に、「クラスで一番できない」「自分は算数が苦手なんだ」と一度自信を失ってしまうとやる気がどんどん低下し、勉強をしなくなってしまいます。
その結果、学校のテストでも点数が取れずどんどん落ちこぼれていくのです。
そのため、幼少期の頃に
- 計算力をつけておく
- 数学的センスを磨いておく
ことをおすすめします。
幼少期に基礎力を徹底しておく
中学生や高校生になると部活動に夢中となり勉強をまったくしないといった子も出てきます。
その結果、地頭は悪く無いものの、勉強時間が圧倒的に少ないことで成績を落としてしまうこともあるのです。
しかし、中には部活動を引退して受験までの短期間にグングン成績が伸びる子もいます。
このような子は、実は算数の基礎力がしっかり身についているということが一貫して言えます。
計算力や数学的な考え方自体は身についているため、勉強時間さえ確保できれば一気に成績を伸ばすことができるのです。
つまり、幼少期の基礎力徹底はかなり重要であることがわかります。
そのため、先ほどもいったように、やはり幼少期の頃に
- 計算力をつけておく
- 数学的センスを磨いておく
ことを徹底しておくべきと言えるのです。
しかし、2~3歳というのはまだまだ本格的に勉強をするという段階ではありません。
そのため、まずは「数字慣れ」をさせておくなど、数字や算数の概念に親しむ程度で良いと考えられます。
計算力や数学的センスを養うために幼少期にやるべきこと
上記で解説したように、将来的に算数や数学を得意になるためには、基礎力が重要となります。
そのため、すべての根本となる「計算力」や「数学的センス」が幼少期に培われることがかなり重要となってきます。
こうした能力を簡単に伸ばすには、
- そろばんを習う
- 公文などの学習塾に通う
といったことが挙げられます。
しかし、2~3歳くらいではまだ塾や習い事に通うまでもありません。
そのため、家庭で
- 数字に親しませておく
- 簡単なワークに取り組む
といった程度で十分だと考えられるでしょう。
そこで以下では、2~3歳におすすめの数字の絵本&ワークをご紹介していきます。
2歳~3歳におすすめの数字の絵本&ワーク5選
2~3歳くらいになると、数字を言葉にしたり意味を理解したりすることができるでしょう。
まずは、絵本を使って数字に親しませ、数字への興味や理解が深まったところで簡単なワークなどに取り組むといった感じで段階的に学びを取り入れていきましょう。
以下に、2歳~3歳におすすめの数字の絵本&ワークを5つ厳選しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
おうさまがかえってくる100びょうまえ!
何回読んでもなぜか飽きない!
子どもがひたすら夢中で数字を言うようになる一冊。
「子どもの絵本大賞 in 九州」で第3位にも選ばれた人気の絵本です。
我が家も愛用中!
我が家でも子どもが3歳になる頃に買いましたが、単純に数字が書いてあるだけなのにお気に入りの一冊になっています。
この本のおかげで1〜100までの数字が言えるようになりました。
最初に中身を見た時には「え?内容これだけ?」と思ってしまいましたが、いざ子どもが手に取ると夢中でページをめくっていました。
内容が単純だからこそ、何回も子どもが繰り返し読みたくなるのかもしれません。
1から100までのえほん
声を出して笑ってしまう愉快なストーリーで人気の一冊。
かわいい動物たちと楽しく数字が学べます。
気づいたら1から100までいえるようになっていますよ。
- 本の長さ:38ページ
- 発売日:1986/1/1
- 出版社 : 戸田デザイン研究室
- 著者:たむら たいへい
100かいだてのいえ
「小学生がえらぶ!”こどもの本”総選挙ランキングベスト100」に入選した定番絵本。
100階だての家の最上階にすむだれかから、遊びにきてね、と手紙をもらったトチくん。
いろいろな動物がすむ100階だての家の探検をしつつ、楽しく数字が学べます。
- 本の長さ:32ページ
- 発売日:2008/6/1
- 出版社 : 偕成社
- 著者:岩井 俊雄
かず【1】 2・3歳 <こどもちゃれんじ>のワーク
「ひとりにひとつずつケーキを配る課題」や「お皿に対してクッキーシールを1枚ずつ貼る課題」など、子どもが楽しんで取り組めるワークです。
「集合数」「1対1対応」「長さ比べ」「計数」など、数字に関する基礎概念を遊びながら学ぶことができますよ。
ベネッセコーポレーションが発行しているワークですので、元数学教員の私でも思わず「さすが!これはすごい!」と思ってしまう内容です。
- 本の長さ:72ページ
- 発売日:2020/1/16
- 出版社 : ベネッセコーポレーション
我が家でも活用していますが、継続した質の高い学びを取り入れたいならこどもちゃれんじがおすすめです。
いろんなワークを選んだり、おもちゃを買ったりするよりは、やはり一貫した知育玩具を活用するのが良いと思います。
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トミカあそんでおぼえる本 かず (知力開発ノート)
車好きの子どもであれば、絶対的におすすめなのがトミカの絵本です。
子どもが興味を持っているものから学ぶのが一番効率的でしょう。
- 本の長さ:48ページ
- 発売日:2018/4/15
- 出版社:永岡書店
- 著者:青山 由紀
数字の絵本を使った学びの2歳~3歳の目標は?
2~3歳になれば、数字を数えたり指で表現したりすることもできてくるでしょう。
漠然と絵本を読むよりは、やはり何かしらの目標を設定することが重要です。
この時期の目標としては、以下のようなこと項目が考えられます。
年齢 | 目標 |
---|---|
2歳 | ・数字の1,2,3を言う ・1対1対応を理解する (1つのお皿に1つの果物を置くなど) ・長さを理解する (どっちが長い?など) |
3歳 前半 | ・数字の1~10を言う ・数字の文字を理解する (「イチ」と言ったら「1」を指さすなど) |
3歳 後半 | ・数字の1~100を言う ・1〜10くらいまでの数字が読める (「1」という文字を見て「イチ」と言えるなど) ・10くらいまでの計数ができる (モノを数えることができる) |
ただし、発達の個人差は大きいため、こちらの目標はあくまでも目安としてお考えください。