今回は、学校の先生にプレゼントを渡すのは迷惑なのか、先生がもらって嬉しいプレゼントは何かを徹底解説。
お世話になった先生へのおすすめプレゼント7選もご紹介していきます。
先生にプレゼントを贈るのは迷惑?
担任の先生や部活動の顧問の先生に、プレゼントを贈りたいという生徒や保護者の方は一定数います。
基本的に、先生にプレゼントを贈ることは決して迷惑なことではありません。
しかし、学校によっては教育方針として教員へのプレゼントがNGとなっているところもあります。
そのため、「迷惑ではないものの残念ながら受け取ることができない」という状況があることをまずは知っておいてください。
学校的にNGでなければ、ほとんどの先生がプレゼントを受け取ってくれるはずです。
ただし、小学校・中学校・高校と校種によってもプレゼントの扱いは異なります。
そこで以下では、パターン別にプレゼントを贈る場合の注意点やおすすめ品などをご紹介していきます。
先生に誕生日プレゼントを贈るのはあり?注意点は?
まずは誕生日プレゼントの扱いについて解説していきます。
基本的に、先生の誕生日にプレゼントを贈ることは必要ありません。
ただし、どうしても何かしたい!という場合には、手紙や寄せ書きなどがおすすめです。
”誕生日プレゼント”というのは正直受取りにくいものですが、手紙や寄せ書きなら基本的に受け取ってもらえるでしょう。
教師への贈答品がNGという学校でも、手紙であればOKな場合がほとんどです。
また、黒板にメッセージを書いたり歌をうたったりするのもおすすめです。
先生にバレンタインのプレゼントを贈るのはあり?注意点は?
学校によって大きく判断が分かれるのが「バレンタイン」です。
バレンタインにチョコレートは持ってきても良い?
バレンタインのチョコレートは、学校によってかなり扱いが違います。
バレンタインの日にチョコレートなどを持ち込むのは、
- 学校への持ち込み禁止(生徒間もNG)
- 表面的にはNG(こっそり生徒間で渡すくらいならOK)
- 全面的にOK(先生もチョコレートを普通に受け取る)
と、3つのパターンに分かれるでしょう。
バレンタインにチョコレートで校則違反も
バレンタインに先生にチョコレートを渡したい場合には、そもそも学校への持ち込みがOKな場合のみにした方が良いでしょう。
うかつに渡そうとすると、校則違反になってしまうことがあるため注意が必要です。
バレンタインにチョコレートを渡す際の注意点
そもそも高校などでは、お菓子の持ち込みがOKであることが多いですよね。
そのため、バレンタインの日も普通に先生にチョコレートを渡すという風景が見られます。
ここで注意したいのは、高価なものは渡さないということ。
あくまでも教師と生徒の関係なので、金額的に高いものは受取りにくいですし、お返しにも困ってしまいます。
そのため、手作りのものか市販品なら300円~500円程度のものだと助かります。
ホワイトデーにお返しはもらえる?
ホワイトデーについては、学校の方針や先生によって対応が異なります。
私が勤務していた高校では、お菓子の持ち込みは普段からOKだったため、バレンタインデーには多くの生徒が担任の先生や部活動の顧問の先生にチョコレートを渡していました。
そしてホワイトデーにお返しを渡す先生がほとんどでした。
学校の雰囲気によっても変わると思いますが、割とお返しをする先生が多い印象です。
ホワイトデーのお返しは何がもらえる?
私の場合ですが、バレンタインにもらったのはどれも手作りのお菓子でした。
その時のホワイトデーには、市販品で500円~1,000円程度のものを返すようにしていました。
休み時間や放課後にそれぞれの生徒に渡していた感じです。
ホワイトデーにお返しをしたい先生も多いため、バレンタインデーで何かを渡す場合には、袋などに名前を書いてもらえると助かります!
先生に卒業式や離任式でプレゼントを贈るのはあり?注意点は?
先生にプレゼントを渡すシーンで最も多いのは「卒業式」や「離任式」です。
卒業式や離任式の際には、やはり担任の先生にプレゼントを渡す生徒が一定数います。
クラスによっては、クラス全体で企画をしてプレゼントを用意することもありますよ。
もちろん、卒業式や離任式に生徒からプレゼントをもらうのは嬉しい限りです。
もらって迷惑だと考える先生はいないでしょう。
また、バレンタインや誕生日とは違い、先生と教師という関係がちょうど無くなるタイミングでもあるため、多くの学校でプレゼントの受け渡しがOKとなっています。
ただし、一部の学校ではNGとなっていますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
以下では、お世話になった先生へのおすすめプレゼント7選をご紹介していきます。
先生がもらって嬉しいものは?お世話になった先生へのおすすめプレゼント7選
先生がもらって嬉しいものってなかなか想像するのが難しいですよね。
そこで今回は、中学校・高校で実際に教員として働いてきた私が「お世話になった先生へのおすすめプレゼント7選」をご紹介します。
- 寄せ書きや手紙
- 花束・フラワーギフト
- 名入れボールペン
- マグカップやタンブラー
- アルバムやフォトフレーム
- DVDや動画
- 先生の好きなキャラグッズ
先生がもらって嬉しいもの①寄せ書きや手紙
卒業時の定番と言えば「寄せ書き」です。
これまでの想いを書き残せますし、先生側としても家に飾ったり思い出として取っておけるので嬉しいプレゼントです。
クラスや部活動単位で用意をするのがおすすめですよ。
プレゼントNGの学校でも、寄せ書きや手紙ならOKという場合が多いため、まずは寄せ書きプレゼントを検討してみてくださいね。
先生がもらって嬉しいもの②花束・フラワーギフト
やはりプレゼントの定番といえば「花束」です。
先生は何が欲しいかわからない、という場合は特に花束を選ぶのが無難です。
ただし、先生によっては
- 家に花瓶がない
- そもそもアパートなどで飾るスペースがない
- 学校から花束が用意されている
- 他の生徒からも花束をたくさんもらっている
といった可能性があるため、保存やスペースに困らない「プリザーブドフラワー」や「ソープフラワー」などにしてもらえると正直さらに嬉しいです。
先生がもらって嬉しいもの③名入れボールペン
学校の先生なので、文房具系はかなり重宝します。
特にプレゼントとしてもらうなら、仕事で使う機会が多いボールペンが嬉しいです。
普通のボールペンでも良いですが、名入れされているなど、特別感のあるものだとより喜ばれますよ。
先生がもらって嬉しいもの④マグカップやタンブラー
学校には、給湯室があることがほとんどです。
先生の多くは、職員室にいる際にマグカップやタンブラーでお茶やコーヒーを飲んでいることが多いのです。
そのため、プレゼントならマグカップやタンブラーはかなり喜ばれますよ。
もらって困ることはないですし、実用的なのでかなりおすすめです。
先生がもらって嬉しいもの⑤アルバムやフォトフレーム
クラスや部活動で写真を撮ってあれば、オリジナルアルバムやフォトフレームをプレゼントするのもおすすめです。
思い出に残りますし、もらって嬉しいはずです。
メッセージなどを添えるとなお良いでしょう。
先生がもらって嬉しいもの⑥DVDや動画
中学生や高校生だと、動画を作る場合もあります。
準備に時間はかかるものの、動画は作った側も思い出として残せるため、後に同窓会や結婚式で使うこともできるでしょう。
卒業式の後にサプライズで動画を上映するというクラスも実際にありました。
先生がもらって嬉しいもの⑦先生の好きなキャラグッズ
職員室で先生のデスクを見れば、だいたい先生の好きそうなキャラクターなどがわかります。
そのため、先生の好きなキャラクターグッズをプレゼントするのもおすすめです。
例えばディズニーが好きな先生であれば、ミッキーやミニーの雑貨を買うのも良いですし、何かスポーツをしている先生であれば、スポーツ関連のグッズを贈るのも良いでしょう。
“その先生だからこそ”というプレゼントが実は一番嬉しいです。
先生へのプレゼントを選ぶのであれば、何が好きなのかをさりげなく探ってみると良いでしょう。
保護者からのプレゼントはやめた方が良い理由
児童・生徒がお世話になった先生にプレゼントを贈るというのは、学校の方針的にOKであればおすすめです。
ただし注意したいのは、「保護者からのプレゼント」はやめた方が良いという点です。
保護者から先生へプレゼントを贈ってしまうと、「賄賂」的な扱いになってしまうことがあるからです。
単にお礼として渡したいという場合でも、他の生徒や保護者が知ったときには、
「○○を渡したから推薦してもらえた」
「プレゼントがあったからレギュラーに選ばれた」
など、いらぬ疑いを持たれてしまうからです。
また、一人の保護者がお礼を渡してしまうと、ほかの保護者を渡さなければならないようなことになりかねません。
そのため、先生のためにもプレゼントやお礼といった類いを渡すのは控えた方が良いでしょう。
お礼などはぜひ言葉やお手紙で伝えてくださいね。
「どうしても」という場合には、保護者からではなく、生徒からのプレゼントとして渡すのがおすすめです。