大学は高校と比べると入学費や授業料が高額なことが多いですが、実は無料で入れるところもあります。
そこで今回は、学費免除・実質無料のおすすめ大学3選をまとめました。
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貧乏でも行ける大学はある
私自身、片親家庭で育ったため、高校時代に進学先に悩んだ経験があります。
友人の中にも、「うちは貧乏だから大学行けない」「私立は行けない」「県外の大学には行けない」そういった人は少なくありませんでした。
最終的に私は、地元の国公立に合格できたので奨学金を借りながら大学へ進学することができましたが(授業料免除や減免などの制度も利用)、今ならもっといろんな選択肢があったのではないかと振り返る日々です。
実は、大学の中には「給費生」「特待生」「奨学生」といった制度を採用しているところがあり、授業料が免除(つまり無料)になったり生活援助金がもらえたりする大学もあるのです。
また、地域によっては大学無償化の制度ができているところもあるため、経済的理由で大学進学を諦めなくても大丈夫です。
まずは、経済的理由で大学進学を諦めようとしている人におすすめの大学を紹介していきましょう。
学費免除・実質無料のおすすめ大学3選
国内には、授業料が全額免除になったり、授業料と同等の金額を返済なしの奨学金として給付してくれたりする大学は探せば意外と結構あります。
今回はその中でも特におすすめしたい大学を3つ紹介したいと思います。
- 神奈川大学(給費生)
- 専修大学(スカラシップ入試奨学生)
- 玉川大学(給付型奨学金)
神奈川大学(給費生)
給費生制度は、神奈川大学独自の奨学金制度として、1933年から実施されている、伝統ある奨学金制度です。
実は、私自身も高校3年の時にこの試験を受験しました。
神奈川大学の給費試験がなぜおすすめなのか、そのポイントは今の通りです。
- 大学に実質無料で通える(授業料と同じ程度の金額が給付される)
- 自宅外通学者は年間70万円の生活援助金ももらえる
- 給費生に合格できなくても「一般入試免除合格」もあり、滑り止めとしても使える
- 全国22会場で試験を実施するため地元で受験できる可能性あり
- 大学入学共通テスト前にWEBで自分の得点を確認できるため腕試しとしても使える
- 3教科受験なので負担にならない
神奈川大学の給費生として入学すると、次の奨学金が受けられます。
- 入学金相当額(20万円)を入学初年度に給付
- 法・経済・人間科学部:年額100万円×4年間給付
経営・外国語・国際日本学部:年額110万円×4年間給付
理・工・建築・化学生命・情報学部:年額145万円×4年間給付 - さらに自宅外通学者*に対しては年間70万円の生活援助金×4年間給付
例えば、2023年度入学工学部1年生の場合、年間の自己負担額が約162.3万円に対して年間給付額は165万円です。
つまり、給付金の金額が自己負担額を上回るため、実質無料で大学に行けるということになるのです。
大学受験は交通費や宿泊費も大きな負担になりがちですが、試験会場は全国22会場から選べるため、日帰りで受験できる人も多いのではないでしょうか。
- 横浜
- 札幌
- 秋田
- 仙台
- 郡山
- 新潟
- 富山
- 長野
- 松本
- 甲府
- 高崎
- 水戸
- さいたま
- 千葉
- 沼津
- 静岡
- 名古屋
- 大阪
- 広島
- 松山
- 福岡
- 那覇
詳細は大学の公式HPから確認してみてくださいね。
専修大学(スカラシップ入試奨学生)
専修大学のスカラシップ入試奨学生なら、4年間の授業料・施設費が免除になります。
専修大学(スカラシップ入試奨学生)のおすすめポイントは今の通りです。
- 大学に実質無料で通える(4年間の授業料・施設費が免除)
- 試験日が異なれば、同一学部・学科でも異なる学部・学科でも併願可能
- 同一試験日内で全国入学試験とスカラシップ入学試験で同一学部・学科を併願した場合、併願受験料を免除
- 全国17会場で試験を実施するため地元で受験できる可能性あり
- 3教科受験なので負担にならない
神奈川大学と同様に試験会場が多いため、受験がしやすいのが嬉しいポイントです。
- 札幌
- 仙台
- 郡山
- 宇都宮
- 高崎
- 新潟
- 金沢
- 甲府
- 長野
- 静岡
- 名古屋
- 大阪
- 広島
- 福岡
- 那覇
- 専修大学神田キャンパス
- 専修大学生田キャンパス
詳細は大学の公式HPから確認してみてくださいね。
>>2024(令和6)年度 一般選抜 スカラシップ入学試験/全国入学試験|専修大学
玉川大学(給付型奨学金)
玉川大学では、入学試験において一定の優秀な成績を修めた人に最大4年間の授業料を給付する選抜制度があります。
玉川大学(給付型奨学金)のおすすめポイントは今の通りです。
- 成績に応じて授業料全額、半額相当額、3分の1相当額を給付
- 全国16会場で試験を実施するため地元で受験できる可能性あり
- すでに「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「帰国者入学試験」「社会人入学試験」で合格している場合でも出願が可能
- 2教科受験もできるため得意教科のある人は有利
上記で紹介した2つの大学と同様に試験会場が多いため、受験がしやすいのが嬉しいポイントです(実技適性試験は、玉川大学試験場でのみ実施されるため希望学科によっては宿泊・交通費が多くかかる可能性あり)。
- 玉川大学会場
- 札幌
- 仙台
- 水戸
- 高崎
- 大宮
- 千葉
- 池袋
- 立川
- 横浜
- 新潟
- 長野
- 静岡
- 名古屋
- 大阪
- 福岡
詳細は大学の公式HPから確認してみてくださいね。
高等教育の修学支援新制度を活用すれば大学も選び放題!
上記のような特待生や給費生制度のある大学もおすすめですが、そもそも世帯収入の条件によっては「高等教育の修学支援新制度」が活用できる場合もあります。
この制度なら大学・短期大学・高等専門学校・専門学校とあらゆる学校から自分の行きたいところを選べますよ。
ただし、世帯収入や資産の要件を満たしていることが条件となるため、対象となるのは一部の人のみです。
詳しくは文部科学省の公式HPから確認してみてくださいね。
各大学の授業減免や免除制度も知っておこう
上記の大学以外でも、多くの大学には学力優秀者や経済的困窮者に対する授業料減免や免除制度があります。
まずは、希望する大学の制度を調べてみてください。
ただし、どの大学でも基本的に学業が優秀と認められなければ審査が通らないことが多いものです。
制度によっては毎年継続になるかどうか審査が必要な場合もあります。
そのため、大学受験前の学習はもちろんのこと、入学後もしっかりと学ぶ姿勢を保てるようにしましょう。